英語レベル<知的レベル の学習法!(子ども編)
新学習指導要領を具現化した新教材の解説(直山木綿子氏):校内研修シリーズ №34
今日は私が6年生に英語を教えていて思ったことを書いていきます。
皆さんにも「あっ、分かる」というところがあるかもしれません。
「英語レベル<知的レベル」って?
分かりやすく言うと、、、
自分の言いたいことが今の英語力では言えないという状態。
例えば、小6の英語では「将来の夢」を言ったり書かせたりする単元があります。
子どもが私に質問してきた文は👇
Q:「お父さんが蓄膿症で辛そうだから、
効く薬を作りたいので薬剤師になりたいです、
ってどう書けばいいですか。」
さあ、どうしましょう。
小6の子供たちの言いたい文は当然ですが高い、つまり知的レベルは高いんです。
一方、英語レベルは簡単な英文も生み出せないくらい低いんです。
How are you?ーI'm fine.
Do you like soccer?ーYes. I like soccer.
これ以外に自分から生み出せる文はあるか疑問。
フレーズを覚えているだけ。
●授業は、簡単(?)なターゲット文1文〜2文の使いまわし。その単元の中で。
●文の構造については触れませんので、子どもたちは、「なんか◯◯になりたい、って言ってるんだなー。1番最後になりたい職業を言えばいいんだなー。」くらいの理解です。
●主語も動詞も名詞も自分たちでは生み出せない。
文科省は子どもが自分で単語や文を生み出すことは求めていません。現段階ではワークシートに単語を書き写すこととしています。
ということで、そういう場合はさっさと教えてしまいます。
でも、本人の言いたいことを最大限大切にするようにしています。
先ほどの質問はこうなりました。
Q:「お父さんが蓄膿症で辛そうだから、
効く薬を作りたいので薬剤師になりたいです、
ってどう書けばいいですか。」
A:I want to be a pharmacist.
My father is "tikunousyou”.
I want to make good medicines.
※ 「辛そうは省いたよ。
今まで学習した文ではこんなふうに言えるけど
こんなんでいかな?」
って聞くようにしています。
※理解力がある子には、個別に文の構造を教えます。
スタンスとしては忘れてもいいよって感じです。
学校に通っている子どもたちの場合は先生に聞くことで
英語レベル<知的レベル
を=に近ずけることができます。
では、大人はどうしましょうか。
これは、また次回書いていきます。
それでは、今日はこの辺で。See you(^_-)-☆
(注)私はサブで入っているので直接授業を組み立てることはできません。
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